火曜日

前立腺がんのステージ

前立腺がんのステージは大きく4段階のステージに分けることができます。

前立腺がんのステージ1では、前立腺がんはまだかなり小さい状態で、他の治療や検査で偶然に発見できる程度です。

ステージ2は、がんが前立腺のどちらかの葉の部分に収まっている状態であるか、がんが前立腺のどちらの葉にも広がっている状態であって、まだ転移などがない状態です。

ステージ3は、がんが前立腺皮膜という部分をさらに越えて広がっている状態です。もしくは、がんが精嚢部分に広がっている状態です。

ステージ4は、精嚢だけでなく、他の前立腺周辺臓器にまで広がっている状態です。また、リンパ節への転移も見られます。もしくは、前立腺からかなり離れた組織などに転移している状態です。

前立腺がんの各ステージの治療法に関しては、ステージ1では特に治療を大縄図、様子を見ることもありますが、悪性度が高ければ手術や放射線治療を行います。

ステージ1、2、3に関しては、前立腺を全部摘出する外科手術を行います。しかし、これは75歳以下の方に限ったことで、それ以上の方はあまり行いません。代わりに放射線治療を行うこともあります。

ステージ3に関しては、ホルモン療法や放射線治療、可能であれば摘出手術を行います。

ステージ4は、ホルモン療法、抗がん剤治療、放射線治療などが行われます。