木曜日

喉頭がんのステージ

喉頭がんの場合は、声門がん声門上がん、声門下がんなどの種類によってステージが若干異なりますが、基本的に共通している部分は共通しています。今回は、声門がんのステージで見ていこうと思います。

喉頭がんのステージ1の段階では、がんが声帯の部分に限局的に生じている状況です。または、ある程度がんが広がっている状態であっても声帯から外には出ていない状態です。

ステージ2については。がんが声門の上または下の部分にまで広がっている状態です。

ステージ3は、がんはまだ喉頭の中にとどまっている状態ですが、頸部のリンパ節へ転移している状態です。

ステージ4に関しては、喉頭から咽頭、頸部、甲状腺、あるいは食道などの周辺組織に広がっている状態です。リンパ節への転移も認められ、その大きさが6センチ以上に及ぶ状態です。また、がんが喉頭周辺組織を超えて転移している状況もこのステージです。

各喉頭がんのステージの治療法としては、ステージ1と2に関しては、治療の中心となるのは放射線治療であり、レーザーによる治療も行われることがあります。

ステージ3以降は、がんが広がって転移もあるので、喉頭を全部摘出する外科手術を行うことになることもあります。また、放射線治療や抗がん剤治療も併用して行います。