月曜日

膀胱がんのステージ

膀胱がんのステージは大きく5つのステージに分けることができます。

膀胱がんのステージ0に関しては、がんがまだ転移しておらず、がんはまだ膀胱内部に収まっている状態です。

ステージ1は、がんが粘膜の下層部分にまで広がっている状態です。判断の目安としては、筋肉層にまで広がっているかどうかです。

ステージ2は、がんが膀胱の筋肉層まで広がっている状態です。

ステージ3は、がんが筋肉層を越えて広がっている状態です。

ステージ4は、がんが前立腺、子宮、膣、骨盤などに転移している状態か、もしくはかなり離れた臓器などへ転移している状態です。

膀胱がんの各ステージの治療法に関しては、ステージ0は、内視鏡による経尿道的切除術を行います。切除が難しい時は、膀胱内注入療法などが行われます。

ステージ1の治療法は、治療効果がない場合は膀胱の全部の摘出をする手術を施すことがあります。

ステージ2と3に関しては、開腹手術で膀胱の全部を摘出し、場合によって胃はリンパ節の切除を行います。また、術後は膀胱の再建手術を行います。

ステージ4では、広範囲を切除する外科手術や放射線治療、抗がん剤治療を複数組み合わせた治療などが行われます。また、がんがかなり進行している状況では、緩和療法などが行われる場合があります。