火曜日

肛門がんのステージ

肛門がんのステージは、おおよそ5つのステージに分けることができます。

肛門がんのステージ0は、がんが肛門の上皮にある状態であって転移が見られない状態です。

ステージ1は、がんの大きさが2センチを上回らない大きさでとどまっています。

ステージ2は、がんの大きさも2センチ以上になっています。しかし、5センチは下回っている大きさです。

ステージ3は、がんの大きさが5センチ以上の大きさになります。直腸リンパ節などへの転移や、周辺の臓器にまでがんが広がっている状態です。または、内腸骨リンパ節などへ転移している状態もこのステージの状態です。

ステージ4になると肛門から離れている臓器などにも転移が見られる状態です。

肛門がんの各ステージの治療法としては、ステージ0と1に関しては、主にがん病巣や周囲の組織を摘出する外科手術を行います。

ステージ2から3にかけては、肛門の全部を摘出する手術を行うケースが多いです。また、抗がん剤による治療や、放射線治療を手術と同様に行ったり、単独で行う場合もあります。

ステージ4の段階になると、全身の部分にがんが転移している状態なので、外科手術をしても治療効果が期待できないため、症状を和らげるような緩和療法などが行われます。