木曜日

胆管がんのステージ

胆管がんのステージは、まず大きく4つのステージに分類することができます。

胆管がんのステージ1は、がんが生じている状態であっても他の組織への転移はなく、胆管の中に収まっている状態です。この時期に発見されることは稀なようです。

ステージ2は、胆管と周囲の臓器などに広がっている状態で、リンパ節への転移も考えられる状態です。

ステージ3は、胆管と周辺臓器へ広がり、特にリンパ節への転移がかなり広がっている状態です。

ステージ4は、がんが周辺の臓器からかなり離れた範囲まで広がっている状態で、腹水に血が溜まっている可能性もあります。

胆管がんの各ステージの治療法としては、ステージ1と2に関しては、主にがんがまだ小さい状況であれば、外科手術でがん病巣を切除します。この時に、がんを縮小させておく目的で放射線治療も行われます。

ステージ3の胆管がんの治療法としては、外科手術や放射線治療で間に合うかどうかを確認します。外科手術をしても効果がない場合は、放射線治療や抗がん剤治療を組み合わせて行います。

ステージ4に関しては、抗がん剤治療が中心的な治療方法になります。また、胆管がんの場合は黄疸が出ることが多いですから、黄疸の症状を軽減させるための胆道レナージ術なども行われます。