水曜日

肝臓がんのステージ

肝臓がんのステージは4つのステージに分けることができます。

肝臓がんのステージ1の状態は、がんの大きさが2センチ以下でとどまっている状態です。他の組織への転移は見られません。

ステージ2は、がんの大きさが2センチ以下の状態で、血管に広がっている状態。もしくは、肝臓がんの大きさが2センチ以上になっていて、血管へはまだ広がっていない状態。がんは2センチ以上になっていない状態でどちらかの葉に広がっている状態はこのステージです。

ステージ3は、がんはまだ一つの部分に限局的にありますが、がんの大きさは2センチを超えている状況でさらに血管部分にまで広がっている状態です。また、周辺のリンパ節へ転移している状態でもあります。

ステージ4は、がんが葉の両方の部分にたくさんできている状態である。もしくは、胆嚢以外の周辺臓器にまで転移している状態。もしくは、肝がんが破裂している状態のどちらかの状態はこのステージに入ります。

肝臓がんの各ステージの治療法に関しては、ステージ1と2に関しては、肝臓の部分切除、左右どちらかの切除を行うのが一般的です。また、エタノールを注入するという治療法もありますし、がん細胞につながる血管を塞ぐことによってがんを殺す肝動脈塞栓術などがおこなわれます。

ステージ3に関しては、切除手術以外の肝動脈塞栓術、エタノール注入法、抗がん剤治療、放射線治療などが行われます。また、肝移植というケースも考えられます。

ステージ4に関しては、対症療法や緩和療法などが行われます。もしくは最新治療を試みると言うことも考えられます。