土曜日

慢性骨髄性白血病のステージ

慢性骨髄性白血病は、大きく3つにわけることができます。それぞれ慢性期、移行期、急性転化期などと呼ぶこともあります。

ステージ1に当たる慢性期では、まず、膵臓が肥大して、さらに白血球の数が減少し始めている時期です。そして、このような状況が一時的ではなく、長期にわたって継続的に続いた状態です。

ステージである、移行期については、芽球細胞が増加し始め、熱が出たり、貧血を繰り返すようになったり、またステージ1同様に膵臓が肥大しています。

ステージの急性転化期については、芽球細胞がかなりの割合で増加し、骨やリンパ節に腫瘍ができ始めます。また、がん細胞が他の脳髄液などに広がっている可能性があります。

治療法としては、ステージ1である慢性期及びステージ2である移行期に関しては、白血病細胞の増加を防ぐために、イマチニブと呼ばれる抗がん剤を投与したり、インターフェロン療法で免疫力を高める治療法が展開されたりします。また、造血幹細胞移植も検討する時期です。

ステージ3である、急性転化期においては、イマチニブと他の抗がん剤を併用する形で使用していきます。また、造血幹細胞移植も行う可能性があります。